2014年もスタートし、確定申告の時期が近づいてまいりました。
所得税納付の期間が過ぎた場合の無申告加算税とは?
確定申告が期限に遅れて、それが税務調査でバレた場合、
無申告加算税15%(50万円を超える部分は20%)のペナルティが、
通常の税金とは別に科されてしまいます(´・ω・`)
期限を忘れたり、勘違いしたりして余分にお金を払うのは嫌ですよね。
そこで、今回は「確定申告は初めてです」という人のために、
確定申告の期間、ペナルティ、手続きの全体像について簡単にまとめてみました。
初めての方にオススメのPCソフトもご紹介しています(・∀・)
その前に・・
「自分が確定申告する必要があるのかどうかが分かりません・・・」
という方は下記の1分28秒の動画を御覧ください。
確定申告が必要な人(動画)↓
いかがでしたか?自分に当てはまりそうですか?
それでは、まずは確定申告の期間(時期)についていってみましょう!
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確定申告の期間は?いつからいつまで?
平成25年(2013年)度の確定申告の期間は?いつからいつまで?
平成25年(2013年)度分の確定申告の期間は下記の通りです。
平成26年(2014年) 2月17日(月)〜3月17日(月)
申告の期限は3月17日(月)です。
H25確定申告の期間
※平成25年度申告は期日が土日にあたるので
2/16〜3/15ではなく、2/17〜3/17となっています。
※還付申告は2/16以前でも行えます(1/1からOK)
確定申告の期間とは?ペナルティ(罰則)は?
確定申告の期間についての基本的な考え方
「確定申告の期間って毎年決まっているの?」
はい。決まっています(・∀・)
確定申告&所得税納付の手続きは、
- その年度の1月1日から、12月31日までの1年間の所得について
- 翌年の2月16日から3月15日までに申告をして、
- 申告書に書いた税額を3月15日までに金融機関の窓口や税務署で支払う。
というのが原則なんです。
ただし、申告の期限が土日祝日にあたる場合は申告期間が後ろにズレることになります。
例えば、前述のように平成25年度申告では平成26年3月15日が土曜日のため、
平成26年2月17日(月)〜3月17日(月)が申告の期間となっています。
確定申告の期間(期限)イメージ図↓
確定申告の期間
それではこの確定申告の期間を過ぎるとどうなってしまうのか、
ペナルティ(罰則)についてもご説明しますね。
確定申告のペナルティ(罰則)は?
確定申告のペナルティ(罰則)は大きく分けて4パターンあります。
税務調査によって下記事項が明らかになった場合の罰則。
- 期限を過ぎた場合・・・無申告加算税15%(50万円を超える部分は20%)
- 申告したけど税金を納めなかった場合・・・延滞税14.6%(最大で)
- 期限内だけど納めた税金が不足している場合・・・過少申告加算税10%
- 悪意で意図的に申告をしなかった場合・・・重加算税35%(重い過失の場合40%)
いかがですか?
重い過失の場合の重加算税はなんと40%!(最長で過去7年間に遡って)
税額が100万円だったとしたら140万円に・・・(((( ;゚д゚)))アワワワワ
無申告加算税15%とは?
「やばい忘れてた。今から申告すると15%も取られちゃうんですか?」
いいえ。
税務調査前に自己申告した場合は5%でOKなんです。
期限後申告という扱いになり、罰則が軽減されるんですよ。
気がついたら早めに自己申告をして下さいね(・∀・)
延滞税の計算方法は?
- 期限の翌日から2ヶ月間:最大年7.3%(「年7.3%」と「特例基準割合+1%」)のいずれか低い割合を適用。
- 2ヶ月間超えた場合:最大年14.6%(「年14.6%」と「特例基準割合+7.3%」)のいずれか低い割合を適用。
平成26年1月1日〜12月31日の期間に適用される特例基準割合は1.9%。
したがって、延滞が期限の翌日から2ヶ月間なら、2.9%(「特例基準割合1.9%+1%」<「7.3%」)。
延滞が2ヶ月間を超えた場合、9.2%(「特例基準割合1.9%+7.3%」<「14.6%」)が適用されることになります。
なお、平成25年12月31日以前の延滞については、
2ヶ月を超えると問答無用で14.6%が適用されますのでご注意を!
延滞税計算の詳細はこちら(国税庁HP)をご参照下さい。
確定申告を「簡単に」「分かりやすく」ご説明します
確定申告とは?
確定申告はいつするのか。
確定申告を忘れてしなかった場合にどんなペナルティがあるのか。
これらについてはだいたいOKでしょうか?
延滞税などはちょっと細かい話だったので分からなくても問題なしです。
まずやるべきことは大枠を抑えること。
「サラリーマンだから確定申告は必要ありませんよね?」
「楽天ポイントとかオークションの収入は金額も小さいし無視してOKですよね?」
「確定申告って年収2000万円以上の金持ちだけに必要なんじゃないんですか?」
などなど。
確定申告に関する疑問や誤解は数多くあるかと思います。
でも、まずは、必要最小限の“大枠”だけ抑えましょう!
確定申告も枝葉末節にこだわれば覚えるべきことがたくさんあります。
私も、初めて確定申告をした時は覚えるべきことの多さに圧倒されて、
「これで大丈夫なのかな」と不安でいっぱいでした。
確定申告に悩む人
アナタも同じような気持ちではないでしょうか?
でも、大丈夫です。
初めから完璧な知識は必要ありません。
とりあえずは、下記の事項についてザッと見て「ふーん」と思っておけばOKです。
基本的な計算式など
・所得=収入ー経費ー控除
・税額=所得×税率
・確定申告=アナタが手に入れたお金(=所得)にかかる税金を確定する手続き
確定申告の5W1H
- 【Who】誰が確定申告をするの?:一定以上の収入がある人
- 【When】いつ確定申告をするの?:前年の1/1〜12/31の所得にかかる税金を2/16〜3/15までに申告する(※原則)
- 【What】確定申告ではどんな書類が必要なの?:(1)確定申告書(2)青色申告書(白色は収支内訳書)(3)源泉徴収票など
- 【Where】どこで確定申告するの?:住民票のある市区町村の所轄税務署
- 【Why】なぜ確定申告をしなければいけないの?:国民の義務だから
- 【How】どうやってやれば良いの?:会計ソフトなどを使ってPCで作成するのが一般的
上記の内容は基本中の基本ばかりですが、
5W1Hを使って、まずは、大枠を抑えておいて下さい(^^)
枝葉末節の理解もグッと楽になると思いますよ。
まず、何から始めればいいの?確定申告にオススメのPCソフト
領収書の保存と帳簿の記帳
まずやるべきことは・・・帳簿をつくること!
確定申告で結局何をする必要があるかというと、帳簿作成ということになるかと思います。
税務署に相談しても「帳簿を作って下さい」と指導されることが多いと思います。
「でも、確定申告時の必要書類に帳簿ってありませんよね?」
はい。おっしゃる通りです。
確定申告で税務署に帳簿を提出する必要はありません(^^)
でも・・帳簿の記帳&保存義務はあるんです(保存期間は原則7年)。
しかも、2014年1月からは所得がある全ての個人事業主に対して、
記帳・帳簿等の保存義務が課せられることになりました(白色、青色問わず)。
経理経験や簿記の学習経験がない人には頭が痛いですよね。
「今から簿記を勉強するのはちょっと・・・」
でも、大丈夫です!
最近の、会計ソフトは簿記の知識がなくても簡単に使えるんですよ。
Windowsユーザーにオススメの会計ソフト↓
会計ソフトでは有名な弥生。
「やよいの青色申告」も有名なので、ご存知の方も多いと思います。
ユーザー数も多いですし、Windowsユーザーならやよいが無難だと思います。
※ソフト名には「青色申告」とありますが「白色申告」や個人の「確定申告」にも対応しています。
※新消費税対応
MACユーザーのにオススメの会計ソフト↓
私は会社でWindows、個人でMacBook Airを使用しているんですが、
Mac用のは1回酷い会計ソフトを掴まされて苦労しました。
その点、上記の「やるぞ!青色申告2014 for Mac」は簡単で使いやすいのでオススメです。
いくつかの質問に答えていくだけで、申告に必要な書類も出来上がります(・∀・)
サポートも充実しているので、「確定申告は初めて」という方も安心ですよ。
※ソフト名には「青色申告」とありますが「白色申告」や個人の「確定申告」にも対応しています。
※新消費税対応
まずは、帳簿をつけて、自分のお金の流れを把握する。
経理の知識がある方は、エクセルなどでも作成できると思いますが、
やっぱり市販のソフトは楽チンです。
ソフトを使うだけで簿記の勉強にもなるので早めに手に入れて下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m