2014年の宅建試験の難易度と合格点(ボーダーライン)を予想しました。
2014年(平成26年)10月19日(日)、宅地建物取引主任者の試験が行われました。
相変わらず民法が難しかったみたいですね。
昨年同様、このブログでも合格点予想についてざっくりとまとめてみようと思います。
追記:本日(12月3日)発表された合格者速報によると合格点は32点(32問)とのことです。
「合格していました!嬉しいです。でも、実務経験がありません・・・」
というあなたは・・・↓
みんなどうだったのか?
「ボーダー30点とかある?」
「権利は去年よりも難しかった。でもボーダーは下がらないかも」
「最後の主任者試験(来年は士業化予定)だから受験者数は多かった?」
「2択までしか絞れず、あとは運次第という問題が多かった・・・」
などさまざまですね。
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2014年(平成26年)の宅建試験の難易度はどうだったの?
「全体として難易度が上がった」
カンタンな問題も多かったという感想もあるようですが、
個数問題が昨年の4問→7問に増加したこと等を考慮すると、
昨年よりも難しかったという印象が大半だと思います。
特に権利関係の難易度が上昇しました。
業法(宅建業法)も個数問題の増加で選択肢を絞れなかった人が多いでしょうね。
逆に、簡単だったのは法令上の制限、税その他と5問免除科目です。
法令上の制限については基本問題がほとんどだったので、
この分野での暗記の精度が合否を分けたかもしれません。
では、これらの難易度を踏まえて、
合格点(ボーダーライン)の予想をしていきます。
2014年(平成26年)の宅建試験の予想合格点は?
2014年の宅建試験合格祈願!
まず、30点以下が不合格というのは間違いなさそうです。
31点もかなり厳しいですよね。
際どいのが32点です。
下記の過去5年間の宅建試験合格点をご覧ください。
過去5年の宅建試験 合格点(平成21年〜平成25年)
合格点 | 合格率 | |
H21 | 33点 | 17.9% |
H22 | 36点 | 15.2% |
H23 | 36点 | 16.1% |
H24 | 33点 | 16.7% |
H25 | 33点 | 15.3% |
過去5年のデータをざっくりと眺めた上で、
まず大前提として、頭に入れておいて欲しいのが、
「上位15~17%前後が合格となるように、合格点を調整する」
というボーダーライン調整の基本的な考え方です。
試験の難易度だけではなく、受験生の人数、レベルによって合格点は上下するということですね。
そして、大手の専門学校の合格予想が役に立つのは、受験生に関する情報を集めているからです。
では、さっそく大手専門学校のボーダーライン予想を見て行きましょう。
2014年(平成26年)の宅建試験の大手専門学校の合格点予想は?
日建学院は、32±1点と予想しています。
昨年が34±1点だったので、「昨年よりボーダーラインが下がる可能性がある」という判断ですね。
九州不動産専門学院の講師は「27年間の講師経験で33点か34点と予想」と言っています。
「大手専門学校(大原、LEC、TACなど)の予想はどうなのか?」
まず、大原は33±1点と予想しています(昨年と同じ)。
次に、LECは、33±1点と予想しています(昨年と同じ)。
みやざき講師(宅建みやざき塾)は、
「合格予想ラインは31点が40%、32点が60%」
と言っているようですね。
最後にTACは33±1点と予想しています(昨年と同じ)。
・・・・・・・
ざっとご覧になってどんな感想を持ちましたか?
基本的には昨年度(2013年)と同じ33点±1点という予想が大半を占めています。
ただ、その±1のニュアンスは昨年とは「はっきり」と違っていて、
−1点(32点)の可能性の有無がポイントになっているようです。
(昨年はどちらかというと+1点(34点)があるかないかという議論がメインでした)
昨年よりも難易度が上がっているので、34点はないはずです。
したがって、33点、32点、31点のいずれかが合格点になるのはほぼ確定だと思います。
あとは・・・
「上位15~17%前後が合格になるように」
という判断を主催者側がどう適用するかですよね。
過去のデータだけで見れば33点が有力に見えます。
32点が合格点になったのは直近では平成16年の1度だけですから。
ただ、今年は難易度が明らかに上がっていますし、大手専門学校の講評などから判断して、
32点を合格点と予想します。
個人的な「希望」で言えば、32点どころか・・・
31点の人も合格にして欲しいぐらいですけどね。
平成27年(2015年)4月に宅建資格の士業化(宅地建物取引士)が予定されているからです。
ただ、過去のデータ通りであれば31点はかなり厳しいかと思います。
ボーダーライン
あなたの後ろ姿が誰かに勇気を与えている!
「去年と同じ、31点でした・・・」
某専門学校の解答速報会から帰ってきた後輩は肩を落としていました。
肩を落とす点数ではないと思いますけどね。
ただ、今回は32点以上がボーダーラインになりそうな気がします。
「私は32点以上の点数を確実に取れています」
という人は↓
早い時期の登録実務講習はあっと言う間に定員が埋まってしまうので、
早めにチェックしてスケジュールを決めて下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございますm(__)m