宅建の登録実務講習とは?日程や修了試験の難易度は?

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けっこー重要なことだと思わねぇか・・・主任者登録する・・・ってことはよ・・・

Takenzitumu2

「今スグ必要なわけじゃないし・・・」

2005年12月4日、宅建合格により小さな満足感を得ていた私は、
実務経験が2年未満だったにもかかわらず、「何となく面倒くさい」
という理由で登録実務講習の機会をパスしてしまいました。

そして、その1年後、主任者登録をしてなかったことにより・・・
某上場会社に転職する”具体的な”チャンスを逃してしまいました

あなたにはそんなチャンスを逃して欲しくないと思います。

そこで、宅建の登録実務講習について簡単にポイントをまとめました。

このページがあなたの判断材料の1つとなれば幸いです。

宅建の登録実務講習とは?日程や修了試験の難易度は?

「主任者登録するためには、実務経験が必要って聞いたんだけど・・・」

はい。宅建の主任者登録には2年以上の実務経験が必要とされています。

では、実務経験が2年未満の人は登録できないかというと、
そうではなく、ちゃんと抜け道が用意されているんです。

それが、登録実務講習です。

登録実務講習を受講して”登録実務講習修了証”を手に入れれば
「2年以上の実務経験を有する者と同等以上の能力を有する者」
と認められ、主任者登録が可能になります。

・・・なんてことは、このページをご覧のあなたは恐らくご存じですよね。

では、もう少し具体的な内容を説明していきます。

まず、講習の一般的な形式やポイントをまとめましたのでご確認下さい。

宅建の登録実務講習の形式

  1. 不動産取引実務の基本を勉強
  2. 約1ヵ月間の通信講座(DVDを観ながら学習)
  3. 2日間(12時間)のスクーリング
  4. 修了試験受験(スクーリングの2日目に1時間の試験を実施)

登録実務講習の実施機関とは?
国土交通省のHP「登録実務講習の登録実務講習機関一覧」に記載されています。例えば、LEC、TAC、日建学院などの専門学校。また、住宅新報社や総合資格学院、宅建実務教育センター、不動産流通近代化センターなどが有名です。

登録実務講習って具体的にどんな勉強をするの?
物件調査、決済、引渡し、資金計画、税務、契約書の書き方etc。不動産取引実務の全般が学べます。意外かもしれませんが、同僚や後輩にヒアリングすると「タメになった」「面白かった」という意見が多いので、実務に不安がある人は実務経験の有無に関わらず受講をオススメします。

30日間の通信講座って提出課題などの“チェック”があるの?
いいえ。通信講座には提出課題はありません。「通信講座の内容を実際に勉強したかどうか」については、修了試験で確認できるのでプロセスについてはノーチェックでもOKというわけです。

2日間のスクーリング(12時間)を欠席や途中退席した場合はどうなるの?
未修了になってしまいます。当然、登録実務講習修了証はもらえません。急な仕事が入った場合等は講習実施機関に相談してから欠席しましょう。

登録実務講習の日程は?

「登録実務講習の日程ってややこしいな・・・」

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ここでは、LECの受講スケジュール(2014年度)をモデルに
登録実務講習の日程について簡単に説明していきます。

LEC宅建登録実務講習の日程

  • 年間日程:第1期(12月7日スタート)〜第19期(8月13日スタート)
  • スクーリング(演習)の日程:2日間(1日目:10:00〜18:00 2日目:10:00〜18:10)
  • 混み合う日程:初期日程が混み合う(急ぎで無い場合は6期以降がオススメ)

登録実務講習は1年中実施されているので、自由に日程を選ぶことが可能です。

そうすると、

「いつでも受講できるなら今スグ申し込む必要はないんじゃないの?」

と思うかもしれません。

それがどれだけ大事なことであろうと、いや大事であればあるほど、
何かを選んだり決めることって面倒くさいですよね。

でも、決めるべきことは実は“たった1つ”だとしたらどうでしょうか?

せっかく宅建に合格しても主任者登録をしなければ、
宅建という資格を持っているとは言えませんし、
あなたもそれは望んでいないはずです・・・。

だとしたら、実際に受講するかどうかの判断の前に、

2日間のスクーリング日を決める。

このたった1つの作業をやって欲しいと思います。

例えば、LEC第2期のスクーリング期間が1月11日(土)〜17日(金)で、
7日間の中から2日間(12時間)を選ぶわけですが、

午前10時から18時まで拘束されるので、それを考慮して
「土日しか無理だな・・・1月11日(土)と1月12日(日)にしよう」
とスクーリング日を決める。

基本的に、登録実務講習の日程を選ぶ基準ってこれだけなんです。

LECやTACのホームページのスクーリング日程を見て
サクッと候補日を決めてしまいましょう。

修了試験の難易度は?

「修了試験の合格率99%以上(LEC平成25年実績)」

上記はLECの実績ですが、TACなど他の実施機関でも大差ないかと思います。

要するに、修了試験の難易度は“易しい”ということです。

宅建の修了試験の特徴

  1. 教材持ち込み可(通信講座で使うテキスト等)
  2. 試験時間は1時間
  3. 60問出題(通信講座の内容から『○×式30問』、スクーリングの内容から『記述式30問』)
  4. 8割の正解で合格(○×式、記述式を各8割、両方で8割ではない)

まぁ、99%が合格する修了試験ではありますが、
8割の正解が必要なので「誰でも必ず合格できる」試験ではありません。

ですが、LECやTACなどの専門学校の授業は割と面白いし、
スクーリング中ずっと居眠りでもしていない限り合格できると思います。

テキストの持ち込み可というのが大きいですよね。

修了試験が不合格になってしまったら?
1回まではOKです。多くの実施機関では1回までは無料で“再受講”が可能となっています。詳細は実施機関に問い合わせして下さい。

登録実務講習修了証(修了者証明書)の有効期限はいつまで?
10年程度です。もっとも都道府県によって若干異なるみたいなので、気になるようなら事前にご確認下さい。

宅地建物取引主任者資格登録・取引主任者証交付までの期間は?

「主任者証の交付までにどれぐらいの日数がかかるんだろう?」

最後に、「宅建の取引主任者証の交付」までの流れについて
全体像を簡単にご説明します。

「宅地建物取引主任者主任者証」交付までの日程

  1. 登録実務講習受講の期間・・・32日(通信講座30日+通学2日)
  2. 修了試験の結果発送までの期間・・・7日〜10日
  3. 宅地建物取引主任者資格の登録申請から完了までの期間・・・30〜60日
  4. 宅地建物取引主任者の主任者証交付申請から交付までの期間・・・15〜30日

最短で84日(3ヶ月弱)、最長で132日(4ヶ月半)。

うーん、意外と時間がかかりますよね。

お金と時間に余裕がある人は、主任者登録まではなるべく早めに済ませて下さいね。

宅建の主任者資格登録に必要な「実務経験」とは?
基本となるのは「不動産従業者名簿」です。(1)会社が都道府県に提出している従業者名簿にあなたの名前が記載されているかどうか?(2)従業者名簿に記載されている期間が2年以上あるか?・・・以上の2点をチェックしてみて下さい。登録申請時に「従業者名簿のコピー(実務経験の証明期間と対応するもの)」の提出が義務付けられています。

宅建の主任者証の交付までにかかる費用は?
(1)登録実務講習受講料・・・20,000円前後(2)宅地建物取引主任者資格の登録手数料・・・37,000円(3)地建物取引主任者の主任者証交付手数料・・・4,500円(4)さらに、試験合格後1年を経過している場合はさらに法定講習受講料・・・11,000円。

登録実務講習申し込みの手引き

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以下が宅建の登録実務講習の申し込みの手順です(LECでWEB決済の場合)。

  1. LEC宅建登録実務講習ホームページから希望のスクーリングクラス(日にち)を選ぶ
  2. カード決済
  3. 注文確認メールの受信
  4. 申込書の記入
  5. 申込書・宅建の合格証書のコピー・顔写真(3×2.4cm)を簡易書留で郵送

上記の手順で講習の申し込みが完了します。

まずは、スクーリング日を決めて第一歩を踏み出してください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

登録実務講習のオススメ実施機関はどこ?
LEC・・・と言いたいところですが、LEC・TAC・日建学院・住宅新報社のいずれかであればどこでもOKだと思います。これらの専門学校については同僚や後輩の間でも評判が良く実務上も勉強になるはずです。


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