日本VSコロンビア戦の予想は?勝敗オッズやFIFAランキングと一緒にまとめました。

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日本VSギリシャ戦は0−0のスコアレスドローという結果になりました。
3人目の交代枠を使って欲しかったです。

まあ、スコアレスという状況での交代は難しい判断だと思いますが、
ギリシャに退場者も出ましたし、勝ち点3が欲しい試合でしたよね。

勝ち点3を取り逃がしたと考えるか、勝ち点1を獲得できたと考えるか…。

さて、3戦目の相手は南米予選2位のコロンビアです。

グループリーグ突破のためには”最低でも”勝利が必要です。

直近の14戦で負けは1度というまさしく強豪のコロンビアですが、
少ないチャンスをものにして勝ち点3をもぎ取って欲しいです。

6月25日(水)コロンビア戦:午前5:00(日本時間)キックオフ(テレビ朝日で放送)

平日の午前5時スタートということで、
「出勤前に観戦していく」という会社員の人も多いのではないでしょうか。

今回は、勝敗予想について、

「ブックメーカーの勝敗オッズはどうなってるの?

「FIFAランキングはどっちが上なの?」

「コートジボワールとコロンビアはどっちが強いの?相性は?」

「日本はどうすればコロンビアに勝てるのか?」

などなど、まとめてみました。

その前に…

「コロンビアってどんなチームなの?」

という人は、コロンビア代表についての、下記の2分03秒の動画をご覧ください。

コロンビア代表を研究するための動画はこちら↓

攻略のイメージは湧きましたか?

このコロンビアに日本が勝利するという自力、
同時刻の試合でギリシャがコートジボワールに勝利するか引き分けるという他力、
この2つの力がグループリーグ突破に必要です。

まずは、「日本はコロンビアに勝てるのか?」という自力について、
勝敗予想にいってみましょう。

日本VSコロンビアの勝敗オッズ(「SBOBET」)6月20日午後8時現在

まずブックメーカーのオッズですが、

日本ーコロンビアの勝敗オッズ

  • 日本勝利:3.05倍
  • コロンビア勝利:2.11倍
  • ドロー:3.35倍

意外と僅差のオッズですね。

既にコロンビアはグループリーグ(グループC)突破を決めています。
なので、「コロンビアにとって日本戦は消化試合」と判断されているのかもしれません。

グループCの1位とグループDの2位が、グループCの2位とグループDの1位が、
それぞれ決勝トーナメント1回戦で対戦するわけですが、
直前に行われるグループDの結果次第で、コロンビアの対日本戦術も変わってくるかもしれません。

今のところ「死の組」グループDの1位はコスタリカが有力ですね。

日本とコロンビア、FIFAランキングはどっちが上なの?

日本のFIFAランキングは46位。

コロンビアのFIFAランキングは8位。

FIFAランキングではコロンビアの方が38位分の差がありますね。

ただ、FIFAランキングと実力はイコールではありません。
欧州や南米に有利でアジアには不利だと言われています。

ギリシャのFIFAランキングは12位ですが、
ランキング46位の日本は五角以上に戦っていましたよね?
(ギリシャに退場者が出る前も)

なお、『ひるおび!』に出演していた、
スポーツ統計学の・鳥越規央さん算出のランキングでは、
日本は13位、コロンビアは5位とのこと。

ワールドカップ2014に出場している32カ国について、
ブラッドリー・テリーモデルという数式を使って、
過去4年の対戦データ等を基に算出したランキングらしいです。

FIFAランキングよりも信用できるかもしれません。

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コートジボワールとコロンビアはどっちが強いの?日本との相性は?

コートジボワールのFIFAランキングは23位。

コロンビアのFIFAランキングは8位。

ランキングは15位分の差がありますね。

実際に、コロンビア2ー1コートジボワールと、
直接対決でもコロンビアが勝利しています。

名実共に、コロンビアの方がコートジボワールよりも強いと言えそうです。

「コートジボワールに勝てない日本がコロンビアに勝てるわけがないですよね?」

いいえ、そうとも限りません。
コロンビアのここまでの試合を見た限り、
日本がコロンビアに勝てる可能性はあると思います。

対コートジボワールよりも対コロンビアの方が、
日本の得意とするポゼッションサッカー(パスサッカー)をしやすいからです。

コロンビア対コートジボワール戦でも、ボール支配率(ポゼッション)では、
コロンビア44%コートジボワール56%と、コートジボワールの方が上でした。

これは、戦術の違いなんですね。

コロンビアの基本戦術は、ボールを保持するポゼッションサッカーではなく、
スペースをシンプルに使うカウンターサッカーです(ショートカウンター戦略)。

コロンビアのカウンターサッカーとは、

自分たちがボールを保持するのではなく、相手にボールを持たせる。
それにより、相手のDFラインを上げさせて、
敵陣内に大きなスペースをつくり、出来たスペースにシンプルにロングボールを蹴りこむ。

という「人からスペース」にボールをつなぐサッカーです。

FWビクトール・イバルボのような爆発的なスプリント力を持つ快速FWがいると、
かなり有効な戦術になります。

それに対して、

日本やコートジボワールはポゼッションサッカーを志向しているので、
「人から人」にボールをつなぐわけですね。

ポゼッションサッカーのメリットはいくつかありますが、
味方がボールを持つ時間が多くなるため、
「相手の攻撃時間を短く出来る」のが大きなメリットです。

  • コロンビアのサッカー:人からスペースへつなぐカウンターサッカー
  • 日本やコートジボワールのサッカー:人から人へつなぐポゼッションサッカー

コートジボワール戦の時の日本は、
「人から人へ」の主導権争いに敗れて負けてしまいました。
ボール支配率は、日本41.6%コートジボワール58.4%ですから完敗です。

コートジボワール戦は敗因は、ボールを保持できず、
自分たちのリズムでサッカーをさせてもらえなかったことにあります。

でも、コロンビア戦はまったく違った展開になると思います。

コロンビアはコートジボワールよりも強いですが、
日本がボールを保持して自分たちのサッカーをすることは可能だからです。

日本のサッカー(ボール支配率を60%以上キープ)をして、
コロンビアのカウンターサッカーを上回ること。

これが、コロンビア戦のポイントですね。

日本はどうすればコロンビアに勝てるのか?

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コロンビアの国旗

コロンビア戦の要注意選手

コロンビア戦の要注意選手をピックアップしました。

  • FWビクトール・イバルボ(カリアリーイタリア)
  • MFハメス・ロドリゲス(ASモナコーフランス)
  • MFファン・ギジェルモ・クアドラード(フィオレンティーナーイタリア)
  • MFカルロス・アルベルト・サンチェス(エルチェースペイン)

コロンビアのフォーメーションはおそらく、4−2−3−1か4-4-2ですね。

左サイドのFWイバルボの圧倒的なスピード、
もしくは10番のMFロドリゲスを使ったシンプルなカウンターが基本戦術です。

MFクアドラードの右サイドからの「稲妻のような」攻め上がりも脅威です。
セリエAのフィオレンティーナ所属でインテル所属の長友佑都選手とは何度もマッチアップしています。

MFサンチェスは「ラ・ロカ(岩)」ことフィジカルモンスターのボランチ。
本田圭佑選手がサンチェス選手相手に競り勝ってタメを作るのはかなり困難だと思います。

監督のホセ・ペケルマンも要注意ですね。
スカウティング(対戦相手の分析)と人心掌握とに定評のあるアルゼンチン人の監督で、
コロンビアの選手からもリスペクトされています。

また、「試合前に仕事を終えてしまう(=ベンチワークに難がある)」と言われていましたが、
コートジボワール戦では、途中交代したキンテーロがゴールを決める等、采配もあたっています。

コロンビアとは?

  • W杯出場回数:5回目(4大会ぶり)
  • 監督:ホセ・ペケルマン(アルゼンチン人)
  • 人口:約4770万人(2012年)
  • 首都:ボゴタ
  • 公用語:スペイン語

日本-コロンビア戦の予想

私は、日本2-1コロンビアで日本の勝利と予想します。

点を奪いに行くサッカーをして、2得点、そのリスクを負った結果としての1失点です。

コロンビアから2得点を奪うための戦術は?

本当は3−1で勝利して欲しいですが、3得点するのは現実的ではないと思います。

ラインを下げてブロックを築くコロンビアの堅牢な守備からは、
ヤヤ・トゥーレやドログバを擁するコートジボワールですら1点取るのがやっとでした。

「コートジボワールですら1点しか取れなかったのに、日本が2点取ることができるの?」

難しいですが、2得点ならば可能だと思います。

グループリーグの突破が確定しているコロンビアの意識は、
「決勝トーナメントのための調整」にあると予想できるからです。

前日本代表監督の岡田武史さんは、
コロンビア守備陣の攻略法について次のようにコメントしています。

「CB(センターバック)がボールにつられて出た後のスペースを突くことができれば、(得点の)チャンスはつくれると思う」

コロンビアDFのチャレンジ&カバーの動きに問題があるというわけですね。

ボールホルダーにCBが寄せにいくと(=チャレンジ)、
そのCBが寄せる前に居たゾーンにスペースが出来ます。
本来であれば、そのスペースを他の選手がカバーする必要があるんですが、
その意識が薄いためスペースが空く。

確かに、CBマリオ・ジェペスCBクリスティアン・サパタのボール奪取能力は高いですが、
他の選手のカバーが遅く、スペースが空くシーンが少なくありません。

本田圭佑香川真司のワンツーパスなどを効果的に使ってCBを引き出して、
上手くスペースを使いたいですね。

サイドからゴール前に斜めに走りこむ、
岡崎慎司の「ダイアゴナル」の動きにも期待したいです。

コロンビアの攻撃を1失点に抑えるためには?

守備面でいえば、失点はしないに越したことはないのですが、
日本が点を奪いにくサッカーをして1−0で勝利できる相手ではありません。

攻守が切り替わる瞬間(トランジション)にカウンター攻撃を食らって、
1失点してしまうは仕方がないと思います。

そのあたりの攻守のコントロールと言う意味で、
ボランチの遠藤保仁をキーマンにあげたいです。

また、右サイドのクアドラード&左サイドのイバルボ(もしくはロドリゲス)の攻撃参加を抑えること。

そのためには、日本の両サイドバック、長友佑都&内田篤人が前線に飛び出して、
サイドを押しこむ展開も必要不可欠です。

コロンビア戦に日本が2−1で勝利する。
ギリシャがコートジボワールに1−0で勝利する。
得失点差で日本がグループリーグを突破する。

まだ諦める必要はありませんよ!

日本VSコロンビアの過去の対戦戦績は?
直近の2007年6月の試合では日本0-0コロンビアと引き分け(スコアレスドロー)ています。オシム監督の時ですね。また、ジーコジャパン時代の2003年6月には日本0ーコロンビア1と完封負け。2戦して0勝1分けです。

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