歯の神経を抜く根管治療の平均的な治療期間は?ポイントとは?

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神経を抜いて根管治療はほぼ完了したはずが噛むと激痛が・・・

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「特に異常がなければ来週に被せ物を作って完了です」

先生からそう言われて油断していました。

いや、仮詰めの詰め物が取れた時(一部)から嫌な予感はしていましたが、

何となく「大丈夫でしょ」と思ってしまっていたのです。

熱いものや冷たいものがしみたりすることはないんですが、

食事でちょっとでも硬いものを噛むと歯(歯茎?)に激痛が走ります。

「最後の薬(根管充填剤)を詰めたら治療は終わりじゃないの?」

さっそく、通っている歯医者さんに電話をかけると、

「本日の診療は終了致しました」という人の声だけど機械的なアナウンスが。

診察券を見ると定休日の欄に「木曜日」ってしっかり書いてあります。

う〜ん、どうしよう・・・。

まぁ、何もしなくても痛いわけではないし、明日電話してみよう。

と思っていたら、夕方に奇遇にも歯医者の同級生から電話があり、

根管治療について根堀り葉掘り聞いてみました。

基本的な部分についてまとめてみましたので、参考になれば幸いです。

その前に・・・

「そもそも根管治療とか神経を取るって何?」」

「文字は読みたくないから映像で説明して欲しい」

と思っている方は、下記の動画をご覧ください(・∀・)

動画で分かる感染根管治療(分かりやすいです)↓

いかがでしたか?

解説が分かりやすいのでついつい最後まで観てしまいますよね。

それでは、根管治療について文章でも簡単にご説明していきます。

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歯の根管治療の平均的な治療期間は?

歯の根管治療の平均的な治療期間は・・・ケースバイケースなんです。

上手くいけば2〜3回の通院で終わる治療なんですが、

長い場合には1年以上かかるケースもあるとか。

「最短の治療期間は3〜4回」と説明する歯医者さんが多いみたいなので、

被せ物の作業と併せて最低でも6回は通院する必要があると覚えておいて下さいね。

人によって治療期間に大きな違いがあるのはなんでなの?
根管治療は大きく2種類に分けることができます。「抜随治療」と「感染根管治療」の2種類です。前者は虫歯が神経まで到達している時に神経を取り除く治療。この場合、早ければ2〜3回で根管充填まで完了となります。一方、後者の「感染根管治療」とは一度根の治療をした後に根の先に病巣ができてしまった状態で治療完了まで数ヶ月以上かかることもよくあるんです。

歯の根管治療とは?

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根管治療の様子

根管治療=根の中に神経の代わりとなる人工物を詰め込み歯を残す治療

なぜ、人によって通院期間に大きな差があるのか?

まずは、根管治療の標準的な治療過程を確認してみましょう。

根管治療 1回目
  1. 麻酔をする。
  2. むし歯の除去して歯の神経(歯髄)を露出させる。
  3. 細い針金のような器具で神経(歯髄)を除去する。
  4. 薬剤で洗浄する。
  5. 汚れた歯質(象牙質)を除去する。
  6. 再び薬剤で洗浄する。
  7. フタ(仮の詰め物)をする。
根管治療 2回目
  1. 1日目につけたフタ(仮の詰め物)を外す
  2. 根の状態をチェックする。
  3. 根の状態が悪ければ1日目の作業を再度繰り返す。
  4. 根の状態が良ければ固定式の薬剤を入れる(根管充填)。
  5. レントゲン写真で確認する。
  6. 土台(コア)、被せ物(クラウン)をつくる

根管治療のポイントを列挙すると・・・

  • 細菌感染により、壊死してしまった歯の神経(歯髄)を除去する。
  • 根の中の洗浄により細菌を除去する。
  • 根管充填(こんかんじゅうてん)により根管内を封鎖することで、根管内への細菌の侵入を防ぐ。

細菌を除去して、再感染を防ぐこと。

根管治療のポイントは「細菌のコントロール」にあるんですね。

細菌を上手く除去することができれば通院回数は少なくて済む。

細菌が除去されず残ってしまったり再感染してしまった場合は通院回数が多くなる。

ということが言えると思います。

私の場合、根幹充填をして1週間様子を見てから被せ物をつくる予定でした。

ですが、「噛むと痛い」という症状が出てしまい、

何らかの理由で根の先に刺激が加わって、歯根膜に炎症が起きているとのこと(友人談)。

なぜ歯の神経を取る必要があるのか?
歯の神経の正式名称は「歯髄」といいます。神経組織だではなく血管や細胞もある複合組織なんですね。この歯髄には「歯の末端組織に養を送り込む」という重要な役割があるんですが、虫歯が進行して炎症を繰り返すと壊死してしまいます。そして、壊死した歯髄は腐敗し、細菌増殖の温床となってしまうんです。それを防ぐために壊死した歯髄を取る必要があるんですね。

根管充填ってなぜ必要なの?
根管充填が必要な理由は細菌感染を防ぐためです。根管内は空気に触れることがないため空洞のままだと細菌がたまってしまうんです。なので、固定式に薬剤(腐らないゴムの様なガッターパーチャ&セメント)をできるだけ隙間をつくらないように充填する必要があるんですね。

歯の治療は時間がかかる・・・だから信頼できる歯医者を!

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歯ブラシ

上の歯と下の歯が触れるだけで痛い・・・

根の治療中の歯でナッツ入りのチョコレートを噛んだら激痛が走り、

それから2日経過した今も硬いものを噛むと強烈な痛みで悶絶してしまいます。

治療したのが月曜日だから、治療日から数えると今日は4日目。

歯医者の友人からは、

「たぶん、歯根膜炎だよ。とりあえず、硬いものとか食べないで安静に。」

とアドバイスされ、今は安静にしています。

最悪、「歯根破折(しこんはせつ)」といって、

歯茎の中にある歯の根っこの部分(歯根)が割れてる可能性もあるらしい。

その場合、抜歯する以外の道は残っていないとのこと・・・。

う〜ん、最後の薬を入れる前はドンドン良くなっている感じだったのに。

でも、信頼している歯医者さんなので「先生の判断に任せるだけ」と思っています。

「私には信頼できる歯医者さんがいません」

「どうせなら専門医に見てもらいたいです」

という方は下記のような本を一冊持っておくことをオススメします(・∀・)

医者とか歯医者についてのこういう本は一冊あると便利ですよね。

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m


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